置戸 手しごと展 2021
今週土曜日からはじまります。
2年前の展示初日、一台の車ではるばる置戸から
来てくれて、在廊→みんなでお泊まり→在廊
と過ごした展示のはじまり。
今年は、どなたもいらっしゃることが
叶いませんが、今回の展示のために
心を込めて作ってくださいました。
出展いただく5人の作品、
お一人ずつ紹介していきます。
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森の籠 谷幸子さん。
置戸町で自ら白樺の樹皮を採取し、
乾燥させて剥いで、鞣して、テープ状にして…と
編むまでが本当に大変な白樺細工。その年に
採れた分だけ、丁寧に編まれています。
画像1枚目は「ゆきもようのかご」
この編み方は、とても複雑で指先に力がいる
大変な作業とのこと。6重構造になっているので、
硬くて丈夫なかごです。
画像2枚目は「根かがりのかご」
こちらも自ら採取したヒバやトドマツの
根っこで丁寧にかがられています。
縁のアクセントになるだけでなく
より強度が増して、美しく頑丈なかごです。
画像3枚目は、箱と壁掛け小物入れ
箱は、裁縫道具や文房具を入れたり
お弁当箱としても。壁掛け小物入れは、
眼鏡や筆記用具入れなどにも。
谷さんの作る丁寧で美しいかご。
どれも水洗いが可能な、丈夫なかごです。
どんどん使い込んで変化を楽しんでください。
置戸 手しごと展 2021 / 森の籠 谷幸子さん
2021.08.18